減らない借金〜支払いの7割が利息で消える日々【お金の懺悔室 第三夜】
ギャンブルで借金1000万円抱えて破滅寸前から復活・完済した銀行員、メリルです。
10万人に読まれた、大まかな転落から復活の流れは↓にあるので、まだ読んでいない方はこちらもどうぞ!
このニュースレター(という名の懺悔室)では、僕のお金や借金に関する懺悔や体験談を紹介しつつ皆様からの懺悔や相談もご紹介します。お金で困っている方の立ち直るきっかけとして、今後お金で困ることがないよう反面教師として、役立てていただければ幸いです。
他人の失敗体験は回避するだけで役に立つのでオススメです。
それでは、「第三夜 減らない借金〜支払いの7割が利息で消える日々」です!どうぞ!
【目次】
メリルの懺悔 ・・・オープンで話しにくい自分の体験を取り上げていきます
救いの声 ・・・僕が救われた本や記事、人の話の紹介です
読者の懺悔 ・・・読者の懺悔や相談の紹介です
1.メリルの懺悔
(1)返済のあれこれ
皆さんは、次の違いがわかりますか?(分かる人は(1)読み飛ばしてください)。
元本と利息
元利均等返済と元金均等返済
一括払いと分割払いとリボ払い
借金はもちろん、クレジットカードを使うときには知っておきたい言葉です。
先日はこんな記事も出ていて驚きました。弁当を買うたびに借金していたようなものです。ちなみに意外とクレジットカードで、何も設定しないと勝手にリボ払い(借金)になるカードもあるので、自信がない人はチェックしてみましょう。
・元本は、自分が借りた(利用した)お金の総額です。
・利息は、お金を貸してくれた人に払う費用です。●%と表示されることが多いです。
・元利均等返済は、毎月の返済額が同じになる返し方です
(元本の減り方は最初は少なめ、後半多めとなります。詳しくは後ろの図)
・元金均等は、元本が一定になります。
(利息の支払いが最初多め、後半少なめとなり、毎月の返済額も後半少なめ)
https://www.musashi-corporation.com/wealthhack/equal-repayment
カードローンの場合は、元利均等返済(左側)が圧倒的に多いです。
具体的な数字で、お金を借りたときの月々の支払額と、借金の減り方を見てみましょう。
例えば、100万円借りた場合。
毎月の返済額は1万5千円、利息は12%/年とします。
・利息の返済額は、100万円×12%÷12(年間なので月に割り算)=1万円
・元本は、1万5千円ー利息1万円で、5千円
・残った借金の残高は、100万円ー5千円で99.5万円。
全然減らないんですよ。1万5千円払っても、5千円しか返してないんです。
ちなみにリボ払いもこの仕組。しかも、リボ払いを選択すると、使った金額をすべてまとめます。500円の弁当、500円の洗剤と歯ブラシ、1000円のUber、8000円の居酒屋支払い、まとめて10000円。これが借金となります。
ということで、こういった普段の買い物レベルで借金をすると、結構な金額の利息を支払う羽目になるということをまずは覚えておきましょう!
(2)心が折れる返済初期
さて、僕の場合です。ピークは1000万円超(ほんとは1200万円くらいあったのはここだけの話)。
毎月の返済額は15万円です。利息は12%/年くらいです。
・利息の返済額は、1000万円×12%÷12(年間なので月に割り算)=10万円
・元本は、15万ー利息10万円で、5万円
・残った借金の残高は、1000万円ー5万円で995万円。
全然減らないんですよ。単純に5万円の返済だったら200ヶ月かかります。17年位です。死にたくなります。15万円も払っているのに。
返済しようと心を入れ替えても、次にぶち当たるのがこの現実です。返しても返しても減らない。
だったら、このままでいいか。毎月の支払いだけしてればいいんじゃないかと、リトルメリルはささやきます。怖いですね。
でも、向き合うためには数値化して見える化します。
例えばこんな風(返済初期)
心折れますよね。
でも、こんな風(返済終盤)に最後まで計画すると、希望が見えます。
序盤は5万円しか減らなかった借金は、後半にいくほどほぼ15万円くらいと返済スピードはあがります。(最終回は気合のボーナス払いですが)。
返済初期は心が折れやすいので、計画が本当に大切になります。
次回は、この返済計画や何をやめて返済をしてきたのか、お話していきます!
2.救いの声
今日は小説の紹介です。
アルケミスト
羊飼いの少年が夢を叶えるために旅に出る話なんですが、慣れた仕事を手放し本当にやりたいことを追求するストーリーとして、読み返すたびに名言が埋もれてます。
例えばこちら。
「結局、人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ」
自分のことに集中すればいいのに、他人からどう見られるかを結局気にして、そちらを重視してしまう。
僕が借金をなかなか言い出せずに抱え込んでしまったこともこのセリフに通じるものがあります。
続いて完済してから響いたこの言葉。
「そこにたどり着くまでに学んだすべてのことが意味を持つために、おまえは宝物を見つけなければならないのだ」
生きてて取り組んだことにはきっと意味があって、それは失敗であっても意味はあるのかもと思えました。
このように、読むたびに胸に響く言葉がある物語です。つらいときであっても、元気なときであっても、その時の心に響く何かが必ず見つかります。
物語としても、読み始めるとグイグイと引き込まれるので、ぜひとも手に取ってみてください。
3.読者の懺悔
サラリーマン時代はストレスのはけ口を酒とキャバクラに突っ込んでましたが、今は自営業で家なのでめっきり減りました。環境を変えたことで、ストレスも減り問題が解決したのでなにかの参考になれば幸いです。
アメリカの著名投資家ウォーレン・バフェットが、経営者が失敗しやすい「3つのL」という話をしています。
それは、Liquor, ladies and leverage(酒と女とレバレッジ(借金))。
まさに今回の読者の方もストレスのはけ口として酒と女にお金を使っていて、お金の調達は借金でする、まさに負の連鎖だったようです。
ストレス発散が入り口にあることもありますが、モチベーションがモテたいやよく見られたいがくると、この負の連鎖を起こしそうですよね。
よくあるパターンは、ストレス発散のために手を出したことにお金がかかり、そのお金を稼ぐためにもっとストレスが溜まるといった悪循環。
この読者の方がおっしゃっているように、根本の問題(ストレスの元凶)を解決すると、一気に問題が解決することもあるようです。
僕の場合も、「なにも考えない時間」を欲したことが全ての元凶だったので。
目先の気持ちよさ、非日常感に振り回される前にストレスの対処しておきたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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