習慣は失敗しながら直していけばいい。最初のやる気だけでずっとうまくいくわけがない話。

このニュースレター(という名の懺悔室)では、しくじり銀行員の私が「俺みたいになるな!」の視点から生々しくて怖いお金の話をしています。リアルなお金の学び、反面教師、笑いの種としていただければ幸いです。
メリル 2021.08.22
誰でも

ギャンブルで借金1000万円抱えて破滅寸前から復活・完済したしくじり銀行員、メリルです。

10万人に読まれた、大まかな転落から復活の流れは↓にあるので、まだ読んでいない方はこちらもどうぞ!

このニュースレター(という名の懺悔室)では、俺みたいになるな!の視点で僕のお金や借金に関する失敗や体験談を紹介しつつ、皆様からの相談や告白にお答えします。今後お金で困ることがないよう反面教師として、役立てていただければ幸いです。俺みたいになるな!

他人の失敗体験は回避するだけで役に立つのでオススメですよ。

それでは、「第六夜 習慣は失敗しながら直していけばいい。最初のやる気だけでずっとうまくいくわけがない話。」です!今日は生々しい当時の心境を語ります。

ー目次ー

  • メリルの懺悔  ・・・オープンで話しにくい自分の体験を取り上げていきます

  • 救いの声    ・・・僕が救われた本や記事、人の話の紹介です

  • 読者の懺悔   ・・・読者の懺悔や相談の紹介です

1.メリルの懺悔

※今日はサクッと書いています。ワクチン接種の副反応で体力を奪われたのか、その後体調がイマイチな期間が続いております。気温差が激しい日々も続いております、皆さんもお気をつけて!!

さて、読者の方からの懺悔で、「1回パートナーにも家族にも告白したのに、またギャンブルをしてしまいました」って相談をもらいました。

せっかくなので、僕のパターンも振り返ってみましょう。

家族への告白を機に復活したのは事実ですが、いきなり全てが好転したわけではありません。お金の使い方も試行錯誤ですし、パチスロも油断しては何度か手を出してしまっています。

でも、そこから改善させることができています。だから、やり直せたのに失敗した!!と落ち込まないでください。

なんで失敗するかというと、「脳に快感としての回路ができている」これに尽きると思います。

例えば下記のようなケースを想像してみてください

・疲れた日の最後に飲む締めのビールがおいしい
・嫌なプレゼンの前に吸うタバコが落ち着く
・ボーナス入ったら決まって風俗
・彼氏と喧嘩したからストレス発散にケーキ食べ放題
・仕事で怒られた帰り道にパチンコ屋(メリルの場合)

大体のやめたくなるような習慣は、なにか嫌なこと(もしくはその開放)とセットになっていることが多いです。

だから、脳が逃げ道として「ラクになる習慣」を覚えてしまっています。

もうこの記憶がとにかく厄介です。ただでさえ、一大決心して我慢をしたり、改善をしているときはストレスがかかるわけですから。

対策として、「代替案をつくりましょう」という話はあちこちで話したので、一旦割愛します。

今日の問題は、それでも手を出してしまったときについてです。

まず凹まないこと、そして凹まないためには、それまでに積み上げた日数や回数を振り返ってみてください。

絶対に進歩しているはずなんですよ。少なくとも一度決断して踏み出したのなら、続いた日があるはずです。それだけでも前進しているということを忘れないでほしい。

その上で、自分を責めたりするのではなく、してしまった理由、シチュエーション、タイミングをしっかり記録しておいてください。次はその状況を避ければいいだけですから。正直、その積み重ねがもっとも大事です。

あと、無理やり前向きにするコツがあって、「99日続けたのが1日失敗して継続日数がゼロになった」と捉えると辛いんですが、「100日中1日だけ失敗したから、99%うまくいっている」って捉えることです。

甘えに使うのはよくないですが、目標を継続だけじゃなくて、1年の●%うまくできている(やめられている)みたく設計するのもオススメです。

***

【ちょっとコラム】ちなみに僕の懺悔として、失敗した決定的なポイントをお伝えしますね。

最初に告白した時に、ちょっと隠れて自由に使えるお金を残してしまったんですよね。「どうしても我慢できなくなったときのために」なんて言って。

誘惑はこういうところから攻めてきます。いきなり100%追い込むことは難しいんですが、自分でつけいるスキを作ってしまっていたわけです。

しかも、一度うまくいくと、「次もバレずにお金を残して使う方法はないか?」と悪魔的な囁きが聞こえてくるんですよ。たばこはこのパターンは確実に失敗しますね。バレなきゃいいやでまたループに陥ります。

これ、似たことが仕事でもよくあることで、予めできなかった時の言い訳を用意する人っていますよね?その時点で絶対うまくいきません。つけいるスキは本当に実現してしまう。

どうしてもできないくて失敗をやり直すのはOKですが、予め言い訳を用意するのはやめましょう!

***

2.救いの声

今日はおすすめの本を紹介します!

自助論
著 サミュエル・スマイルズ

天は自ら助くる者を助く
自助論より

300人以上の欧米人の成功談を集めた本なんですが、「とにかく自分のことは自分でなんとかしないと!」という当たり前のことを誰しもやっていたよというのが、たくさんの人のエピソードと名言とともに語られています。

精神論嫌いなんですけど、元気がないときには精神論が効くときもあります。

その時々で刺さる言葉が見つかるし、こういう物事の捉え方できるなってきっかけになります。

いっぱいいっぱいのときって、視点や捉え方が変わるだけでも救いになるものなんですよ。だから、あー偉い人も苦労してこんなこと考えてたのかっていう視点は、自分が生きやすくなるふとして言葉になったりします。

なお、当時刺さったのはこちら。

肉欲や快楽の追求に向けられた意志はたちまち悪魔の本性を現わし、知性はその卑しい奴隷となるだろう。
***

3.読者の懺悔

借金ではないですが、こんな懺悔がありました。

僕は借金ではないのですが、税金や国保を滞納する癖があり、200万以上支払っていないものがあります。シンプルに支払えばいいだけなのですが、もう何から手を付けていいかわからないところと、罪悪感や月々安定しないこと、あるだけ使ってしまう。おかげさまで表の人のご縁や、仕事や新しい機会などは好調なのですが、裏には焦りや罪悪感は重くなるばかりで、そんななかでメリルさんのnoteを発見いたしました。しっかり支払っていこうと決意しても、まずはいくら滞納しているのか、確認するために役所に行きたいところなのですが、ずっと行く勇気がなかった、、そんな僕にとって、メリルさんの言葉がとても響き、こうしてメッセージしております。
30代男性

借金に関わらずですが、「なにから手をつけていいかわからない」って、物事を悪化させがちな理由なんですよね。

なんとかなるはずと思っていたことに目をつむり続け、気づいたら見るのが怖くなるほどに悪化している・・・なんてことは結構あります。

なので、きっかけはなんでもいいので、きっかけを掴んだ時には勇気を出して自分のことを振り返ってみましょう。

そして、問題はとにかく小さいうちに人に話すなり、行動に移すなりしましょう。

***

最後までお読みいただきありがとうございました。

お願いです!このニュースレターで話してほしいテーマをゆるーく募集します。銀行員の方と対談するのでその時に話題にしてほしいことでも構いません!

そして、皆さんからの質問・相談・懺悔は引き続きお待ちしています!!メールの返信でも、TwitterのDMでもかまいませんので、気軽に送ってくださいね。

匿名でもちろんかまいません。

一方、質問とTwitterアカウント紹介リクエストがあれば対応します!

ぜひ、今日の懺悔室の感想についてもSNSで投稿お願いします!RTして大喜びします。(こっそりDMも大歓迎です)。

では、また会いましょう!

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